9月21日(金)MLB/LAエンゼルス・オブ・アナハイムvsシアトル・マリナーズ@ エンゼルスタジアム 〜ええーそれはないよ。 シアトルが勝ってしまいました。 とうことでエンゼルスの優勝が明日以降に持ち越し…。 と言うか、明日、帰国するんですけど。 最後の最後で「オチ」が付いたアメリカ取材になってしまいました。
9月20日(木)MLB/LAエンゼルス・オブ・アナハイムvsシアトル・マリナーズ@ エンゼルスタジアム 〜荒れに荒れた試合の結末。 サンディエゴでの試合終了後、車を飛ばしてアナハイムへ。 今日もダブルヘッダーです。 ア・リーグ西地区優勝マジックナンバー「3」のエンゼルスと2位マリナーズの直接対決。 そうです、エンゼルスが連勝すれば優勝なのです。 大事な試合、荒れました。 #27ブラディミール・ゲレーロへの危険球を巡っての乱闘騒ぎあり。 イチローの空振りを巡って抗議あり。 マリナーズも必死に戦っていたが…、エンゼルスは強かった。 「9-4」。 結果以上の差を見せつけたエンゼルスが勝ち、ついにマジックナンバーは「1」。 我々の帰国前最終戦で優勝が決まるか? そして…、マリナーズには完全に「終戦」ムードが漂っていた。 今年も、イチローはリングに届かなかったようだ。
9月20日(木)MLB/サンディエゴ・パドレスvsピッツバーグ・パイレーツ@ ペトコ・パーク 〜大化けの予感…。 桑田真澄で注目を浴びたパイレーツ。 しかし、桑田がいなくなってからは、まったく日本人メディアを見なくなった。 スケジュールを立てた時点では、実は我々も「桑田取材」を考えていた。 渡米直前に「退団」が決定したため、正直、そのままパイレーツ取材に来たような感じがあった。 しかし、ここにも「掘り出し物」がいました。 #29ネイヤー・モーガン。 今年メジャー・デビューしたばかりで、まだ19試合の出場だが、なんと三塁打を3本も打っている。 そうです、足がとてつもなく速いんです。 打率はまだ低く、身体の線も細いので、これからの「発展途上」だと思いますが、素材は間違いなく「特A」。 インディアンス#7ケニー・ロフトン級のリードオフになりそうな予感。 注目です。
9月19日(水)MLB/サンディエゴ・パドレスvsピッツバーグ・パイレーツ@ ペトコ・パーク 〜最高の結末。 まさかの「終わり方」だった。 ことごとくチャンスを逃してきたパドレスが、最後の最後でひっくり返した。 先発#32クリス・ヤングが今イチの調子で、常にリードを許す展開、3-2で迎えた9回裏だった。 #14スコット・ハーストンの打球は、ゆっくり、ゆっくりとレフトスタンドに消えて行った。 逆転3ラン本塁打。 試合展開にイライラした多くのファンが家路についた後の出来事。 まさに「サヨナラ・ホームラン」だった。 「大砲」に頼らず、投手と守りを重視して勝ってきたパドレス。 プレーオフ争いのこの大事な時期に、「ホームラン」で勝負をつけるとは、やはり「何か」があるのだろう。 この時期に勢いに乗ったチームが、そのままプレーオフを勝ち抜くことが多い。 先発の#30グレッグ・マダックス、#44ジェイク・ピービー、そしてヤング。 抑えの#51トレヴァー・ホフマン。 投手陣はリーグきっての充実ぶりのパドレスが、もしかすると「台風の目」になるかもしれない。 しかし…、ワイルドカードを争うフィリーズも負けない。 勝負は9月いっぱいまで続きそうだ。
9月19日(水)MLB/LAエンゼルス・オブ・アナハイムvsタンパベイ・デビルレイズ@ エンゼルスタジアム 〜エンゼルス、強い。 今日はダブルヘッダーでの取材。昼間はアナハイムへ。 先発予定だった#40バートル・コロンが背中を痛めたため、急遽マウンドに上がった#54アービン・サンタナが7回途中までで10奪三振の快投。 後はリリーフ陣が完璧に抑えて、エンゼルスがデビルレイズを「スイープ」した。 この3連戦、両チームには、「差」を感じた。 スコアだけならば、接戦のように見えるが、「ここぞ…」という時の集中力や「勝ち方」という部分で、エンゼルスは強さを魅せ付けた。 しかも今日は、「代役」で登板した投手が最高の形を残した。 プレーオフに向けて右肩上がり、視界良好というところだろう。 逆にデビルレイズには「若さ」というか、「これから…」という部分が見えた。 試合中、#1岩村明憲からは何度もイライラしている様子を見て取れた。 このチームが地区を勝ち進むには、まだまだ時間がかかるだろう。 岩村には苦労が多いかもしれないが、そこを「何苦楚魂」で踏ん張って欲しい。 9月18日(火)MLB/サンディエゴ・パドレスvsピッツバーグ・パイレーツ@ ペトコ・パーク 〜This is 「トレヴァー・タイム」。 試合前、パドレスいや世界のクローザー#51トレヴァー・ホフマンに取材。 第一印象は…、 「顔が小さい」。 そして 「ものスゲー、筋肉」。 笑顔を絶やさず、丁寧親切に語ってくれる紳士。 ダグアウト裏で、美容師さんに髪を切ってもらい、リフレッシュ完了でゲームに入っていた。 そのホフマンが9回表に登板。 過去、ロードでは見たことあったが、ホームでは初となる。 噂には聞いていたが、登場シーンからすべてがカッコイイ。 レンジャース#40大塚晶文や、スワローズ#22高津臣吾が尊敬するのがよくわかる。 「トレヴァー・タイム」。 これはまさにサンディエゴ名物です。
9月17日(月)MLB/LAエンゼルス・オブ・アナハイムvsタンパベイ・デビルレイズ@ エンゼルスタジアム 〜「Gunちゃん」は元気です。 久しぶりに「Gunちゃん」こと、岩村明憲に会った。 試合前練習時、岩村がこっちを向いて手招きしている。 「え、俺ですか?」 と訪ねると、首を縦に振っている。 近寄ると、右手を差し出された。 「久しぶり。今日はわざわざ来てくれたの? こんな対戦なのに…(笑)」 いやぁ、うれしかった。「Gunちゃん」に忘れられていなかっただけでなく、あの気さくなところが変わっていなかったからだ。 いつも、9月のアメリカ取材が終わった後、涼しい神宮球場でメジャー話をするのが恒例だった。だから少しばかり違和感がある。 「Gunちゃんのヒットを見に来たので、1本出してくださいね」。 「OK、分かった」。 約束通り、1回の第一打席でライト前ヒットを打ってくれた。 ところで試合は荒れた展開になった。 両チームともミスが続出し、投手も変えるため、試合時間が長い。 4時間近い試合は、10-7でア・リーグ西地区首位のエンゼルスが勝った。 しかし、どうにも徒労感が残る、疲れた試合だった。
9月16日(日)MLB/サンディエゴ・パドレスvsSFジャイアンツ@ ペトコ・パーク 〜ジェイ「K」ピービー。 今日はLAから約1時間ほど南下してサンディエゴへ。 2006年、WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)決勝がおこなわれたペトコ・パークには2004年以来に来た。 以前は、「これから再開発」という感じで、球場周辺に取り壊される前の旧い建築物がたくさんあった。 ところが…、新しいビルやマンションがたくさん建てられ、スポーツ・バーなども数多くできている。 また、球場内部も細かな改築がなされていた。 最も「便利」に感じたのは、1階席中央部分に「横移動」できる通路ができたこと。 以前は横移動は1階席後方通路まで上がってからでないといけなかったので、苦労した記憶があった。 中央部分に通路ができ、内外野への移動が楽になった。 新球場なのに、便利なことはすぐに取り入れて改築する姿勢は、本当に素晴らしい。 試合は#44ジェイク・ピービーの「奪三振」ショー。 8回1死までで10奪三振。 「良い投手」とは知っていたが、こんなに素晴らしいとは…。 日米野球で見た姿とはまったく違う、「本気」の投球だった。 ドジャースといい、パドレスといい、本当に「強さ」を発揮してきた。 ここからの2週間、果たしてどうなるのか…。
9月15日(土)MLB/LAドジャースvsアリゾナDバックス@ ドジャースタジアム 〜これはまだまだ…。 混戦の続くナ・リーグ西地区が、ますますおもしろくなってきた。 首位のDバックスを追いかけるドジャースが2日続けての快勝。 今日は#26ルイス・ゴンザレス、#16アンドレ・イーズィアーの本塁打で6-2と打ち勝った。 余裕のある展開だったので、ここのところ「フル回転」だったストッパー#44斎藤隆を休ませるもできた。 シーズン終盤にきて、非常に良い形である。 逆に、Dバックスは今シーズン継続してきた細かい野球に「ほころび」が出ている。 ミスをした後に本塁打という最悪の形。 「ビッグネーム」の選手がいないだけに、いかに修正していくか、だろうなあ。 それにしても、パドレスを含めた3チームの戦いは本当におもしろい。
9月14日(金)MLB/LAドジャースvsアリゾナDバックス@ ドジャースタジアム 〜金曜夜の熱戦。 前日の試合後、車を飛ばしてやってきましたLA。 真夜中の6時間ドライブはさすがにタフだったため、昼過ぎまで休み、いざドジャースタジアムへ。 相変わらずの抜けるような「青い空」と、湿気を感じさせない快適な「空気」。 やはりカリフォルニアは良い。 今日は9月27日に80歳になるトミー・ラソーダ氏のバースディイベントがおこなわれた。 もちろん本人も来場し、試合前のビジョンには数多くの関係者からのお祝いメッセージが流された。 その中にはマリーンズ#2ボビー・バレンタイン監督からのものもあった。 試合は首位Dバックスと追いかけるドジャースの素晴らしい「シーソーゲーム」。 勝負所で点を奪い取ったドジャース。 8回1アウトから登板した#44斎藤隆が抑えて、ドジャースが大事なシリーズに先勝した。 金曜日ナイターは渋滞も考慮され、午後7時40分開始。(これって日本では考えられない。車社会だから可能) 試合終了は午後11時を過ぎていたが、7割ぐらいのファンが最後まで残って熱戦を見届けていた。 良い試合は見る者を惹き付ける。 これが「基本」なんです。
9月13日(木)MLB/オークランド・アスレチックスvsテキサス・レンジャース@ マカフィー・コロシアム 〜いつもと変わらぬ風景。 オークランドに来るとホッとする。 底抜けに明るい選手たちと、親切なスタッフ。 いつも我々を手厚く歓迎してくれる。 毎年、訪れているために、顔を覚えてくれたスタッフも多い。 ここの球場は前近代型の「円形」スタジアムで、「魅力がない」という人は多いが、「ハード」の部分を「ソフト」で補っている。 試合前、#33ニック・スウィシャーと#20ヒューストン・ストリートを取材。 撮影時に笑いが止まらずかなりの時間を要したスウィシャー。 いつもの通り、話始めたら止まらない、「おしゃべり」(地元メディアも、彼は相当のおしゃべりだ、と言っています)のストリート。 投打の中心2人がこんな調子なら、チームのムードも明るい。 残念ながらプレーオフ進出は難しい状態だが、それでも見ていて「楽しい」チームだ。 この2人は試合でもやってくれた。 スウィシャーは本塁打を含む4打数2安打2打点。 ストリートは1点差に迫った9回をしっかりと抑えてセーブを挙げた。 対照的に、レンジャースは…。 本来は、このシリーズで#40大塚晶文を取材したかった。 しかしチームの「若手への切り替え」という方針、そして大塚の故障という2つのダメージが重なってしまった。残念である。 そして、チーム自体にもまったく元気を感じなかった。 球場での1番人気#21サミー・ソーサなどはまったく使われず、「飼い殺し」状態だもんなぁ…。
9月12日(水)MLB/SFジャイアンツvsアリゾナDバックス@ AT&Tパーク 〜ノンビリとしたジャイアンツ…。 試合前に多くの選手に取材を慣行。 G#13オマー・ビスケール 「おお、またよく来たな。最近はメディアが少なくて楽で良いよ。いくらでも話すからな。写真は俺だけ撮れよ(笑)」。 いつも通りのお調子者。 G#25バリー・ボンズ 「何、96年に新宿のショップで俺からサインをもらったって? そうかそうか。それで今はメディアになったのか? 変なことは聞くなよ(笑)」。 意味深なブラック・ジョーク。 地区最下位。ボンズの本塁打記録騒ぎも収まり、メディアの数が6月取材時(この時はニューヨーク、シェイスタジアム)の10分の1ぐらいしかいない。 もちろんスタンドには空席が目立つ。 周囲の雰囲気が選手自身をもノンビリとさせているようで…。 それが試合にも影響しているのか、Dバックスにあっさりと負けてしまった。 ちょっと寂しい、ジャイアンツの姿。 ノンビリとした姿も良いが、いつもの何となく「刺々しい」雰囲気の「強い」ジャイアンツが良いなあ。
9月11日(火)MLB/シカゴ・ホワイトソックスvsクリーブランド・インディアンス@ USセルラー・フィールド 〜インディアンスの強さを見た2日間。 90年代、多くのスター選手を抱え、ア・リーグ中地区で毎年のように優勝争いをしたインディアンス。 そのスター選手が続々と移籍し、ここのところはかつての輝きを失っていた。 しかし、若手の成長やトレードでの的確な補強の結果、ここまでのところ地区首位を快走している。 この結果には正直、驚いている。予想もしなかった。 今回のこのシリーズ、かつてインディアンスを支えた#7ケニー・ロフトンが戻り、ソックスには#25ジム・トーミがいる。しかもトーミには500号の期待もかかる。 渡米前から楽しみにしていた取材だった。 しかし、現在のチーム力の差がはっきり見てとれた。 ソックスには2年前、ワールドチャンピオンになった実力は残っていなかった。 かたやインディアンスは上昇のまっただ中。 結果は明らかだった。 今日もトーミには本塁打は出ず。 試合前に取材した、連続無走者の記録を打ち立てたストッパー、#45ボビー・ジェンクスの出番すらない。 何となく寂しい2日間に終わった。
9月10日(月)MLB/シカゴ・ホワイトソックスvsクリーブランド・インディアンス@ USセルラー・フィールド 〜やっぱりこの国は…。 陸路、シカゴに帰ってきました。 ホテルで少し休み球場へ向かった。 試合前から小雨が降っていたが、試合開始には止んで「プレイボール」。 しかし…、このまま順調に進む試合ではなかった…。 7回裏が終わると雨で中断。 そのまま2時間32分待たされ、試合再開となったのは夜中の12時前。 結局、試合が終わったのは、午前1時直前でした。 以前からこういう試合があるとは聞いていたが、まさか自分が体験するとは…。 それでも最後まで約200人ほどのファンが残っていたのには励まされた。 試合はインディアンスが地区首位の強さを見せたような試合。 500号本塁打まで2本と迫っていた#25ジム・トーミにも当りは出ず。 本当、疲れました。
9月9日(日)MLB/デトロイト・タイガースvsシアトル・マリナーズ@ コメリカ・パーク 〜マリナーズ連敗脱出。 先制してもすぐに逆転されるマリナーズ。 「今日もか…」 と思ったが、打線が爆発し調子の出ない先発#34フェリックス・フェルナンデスを救った。 ようやくの連敗脱出。 しかし、ナ・リーグ西地区では首位エンゼルスに大きく差をつけられ、ワイルドカードも微妙な状態に。 シアトルの厳しい戦いは続く。 次は来週20日からエンゼルスとの直接対決を取材する予定だ。 その時までに少しでも差を縮め、シーズン最後の首位攻防戦「良い試合」を見たい。
9月8日(土)MLB/デトロイト・タイガースvsシアトル・マリナーズ@ コメリカ・パーク 〜良い試合だったが…。 昨日の失敗を教訓に、試合前にしっかり取材をおこなう。 タイガースの多くの選手に良い話を聞く。 エースの#35ジャスティン・バーランダーは、当サイトで「マイナー日記」を書いていた武藤雄太さんと同じ時期にレイクランド・タイガースに所属していた。 「ユタ(こう発音していました)はもちろん覚えている。あの小さい奴だろ(笑)よろしく伝えてくれ。デトロイトへ来るようにね」 元広島カープの#19ティモ・ペレスは流暢な日本語。 「こんにちは。元気ですか。僕は元気ないです」 試合は5回まで5-5の面白い展開だったが…。 その後はシアトルにミスが続出して、12-6で大敗した。 この試合、初回、イチローの内野ゴロで微妙な判定があった。 明らかにイチローの足が速く見えた。もちろんイチローも猛抗議。 ここ数試合、イチロー絡みでいくつもこのような判定がある。 「ああいう人たちと同じフィールドに立っているのが恥ずかしい」 というコメントも出していたが…。 確かに判定は微妙極まりなかった。 コメントはチームを鼓舞するためのものかもしれないが、それにしても今のシアトルにはミスが多過ぎる。 自分たちで流れを手放している。 それぞれが異なる方向を見ている。 イチローにも当てはまるだろう。 リードオフとして、こういう時こそ「何が何でも、チームのために…」というメンタルが必要ではないか。 「首位打者もプレーオフも両立させたい」 という前日出したコメントを見てそう感じた。 WBCの時のイチローは違ったはずだ。
9月7日(金)MLB/デトロイト・タイガースvsシアトル・マリナーズ@ コメリカ・パーク 〜時差の洗礼。 朝一番でデトロイトへドライブ。 昨夜、ホテルに戻ったのが遅かったので、非常につらい起床だった。 道中、インディアナ州サウスベンドという町で、シルバーホークス(1Aミッドウエスト・リーグ/ダイヤモンドバックス/www.silverhawks.com)の本拠地スタンレー・コヴァルスキー・スタジアムにて撮影をおこなう。 ここのスタッフはとても丁寧親切で、シーズンオフだというのにわざわざ鍵を開けて、クラブハウスや審判室まで案内してくれた。 サウスベンドで有名なのは、ノートルダム大だ。 フットボールを題材にした「ルディ」という映画を見てから行きたい場所だったので、スタジアムを見る。 残念ながら中には入れなかったが、「ルディ、ルディ!!」のコールをしておいた。 車を飛ばすこと5時間弱。 我々の時計は、まだ午後5時過ぎだった。 取材のためクラブハウスに入ろうとすると、すでにクローズ。 おかしい、と思って球場の時計を確認すると、すでに午後6時過ぎ。 そうです、デトロイトはシカゴと時間帯が違うのです。 やられました。 今日からの3連戦、プレーオフに向けて「勝負」のマリナーズでしたが…。 リードオフのイチローが完全に抑えられ、6-1で敗戦。 タイガースは#35ジャスティン・バーランダーの好投、打線のつながり、など良いところだらけ。 総合力の違いを感じる試合だった。
9月6日(木)MLB/セントルイス・カージナルスvsピッツバーグ・パイレーツ@ ブッシュ・スタジアム 〜セントルイスのヒーロー。 朝5時にシカゴを出発し、約5時間のドライブ。 中西部のかつての「ルート66」に沿って作られた「55号線」を南下して到着したのは、昨年のワールドチャンピオン、カージナルスの本拠地セントルイスだ。 試合前、クラブハウスで田口壮と久しぶりに話をさせてもらった。 「いやあ、9月は40人枠になって若い選手がいるから、出場の機会が読めなくて…。しかも首位争いの大事な試合をしているから、常に気持ちを張っていなくてはいけないんですよ。その後にはすぐプレーオフで25人枠で勝負でしょ? まあ、こういうのがやっていて楽しいとも思うんですけどね…」。 チームに欠かせない選手となった田口は、頑張っている。 常にレギュラーとして試合に出場するだけが、選手の役割ではない。 その証拠にセントルイスのファンはよく分かっている。 練習中そして6回の代打時と、田口への声援は、主砲#5アルバート・プーホルズと変わらないぐらいに大きい。 日本にいるとメディアでの取り扱いは少ないが、田口壮は間違いなく「ヒーロー」なのだ。 試合は雨のため、1時間35分遅れて開始。 終了直前にも中断をはさむなど、長い試合だった。 打線爆発のカージナルスが16-4で快勝。 もしかするとのプレーオフが見えて来た。 試合終了後、車を飛ばしてシカゴへ戻る。 ホテルについたのは夜中の12時過ぎ。 いやあ、マイナーリーガーのような移動でした。
9月5日(水)MLB/シカゴ・カブスvsLAドジャース@ リグレー・フィールド 〜日本語をペラペラのリードオフ。 カブス#12アルフォンゾ・ソリアーノはカブスに欠かせないリードオフになっている。 年間30本以上ホームランを放つ長打力、出塁率も高く、そのうえ俊足ときている。 心配されたレフト守備にも適応能力の高さをみせ、リグレーフィールドのブリーチャー席は、ソリアーノが守るレフト後方から埋まる。(ちなみにサミー・ソーサがいた時は、ライトから埋まった) 試合前にこちらが英語で取材を申し込むと、 「ちょっとなら大丈夫。よろしくお願いします」 とペラペラの日本語が帰ってきた。 広島カープが生んだ、メジャー屈指のスター選手。 改めてカープのスカウト眼力と、育成能力の高さを感じる。 平日のナイターだが、ドジャース相手とあって超満員。 そのほとんどがビールを何杯も飲み干しているため、騒がしい騒がしい。 ソリアーノがスタンドに投げ込んだボールが外野フェンスに引っかかると、それを目掛けて裸でダイブするファンもいた。(ちなみに背中が血だらけになっていた) 試合も終盤カブスが強さを見せて完勝。 帰る際には、球場内外の至る場所で奇声がこだましていた。
9月4日(火)MLB/ミルウォーキー・ブリュワーズvsヒューストン・アストロズ@ ミラー・パーク 〜大砲2人。 朝6時過ぎの飛行機でシカゴへ。 ホテルでしばし休んだ後、ミルウォーキーへの45分ほどのドライブ。 試合前、ブリュワーズ#28プリンス・フィルダー、アストロズ#45カルロス・リーを取材する。 プリンスはシャイな感じながら、低音の声で、目を見つめて質問に答えてくれた。 対するリーは、典型的なラテン系。 「日本語しゃべれます。こんにちは」 といきなりジャブをかましてくれた。 対照的な2人だったが、どちらも長距離打者のオーラを放っていた。 ナ・リーグ中地区で優勝争いを繰り広げるブリュワーズ。 堅実な試合運びで、「強さ」を感じさせた。 それにしても、数年前にはワールドシリーズに出場したアストロズの元気なさが気にかかった。 ミルウォーキーといえば、「ソーセージレース」。 何の変哲もない「着ぐるみ」のレースだが、いつも同様盛り上がった。 6回裏終了時のこのレースを見て帰宅する人も多い。 今日も見ていて、あの「くだらなさ」には、やはり笑えた。 「着ぐるみ」の中に、野茂英雄も入ったことを想像すると、スゴイことだ。
9月3日(月)MLB/アトランタ・ブレーブスvsフィラデルフィア・フィア@ ターナー・フィールド 〜井口の使い方。 看板選手#26チェイス・アトリーが復帰した今、#12井口資仁はバックアップとして起用されている。 昨日、久しぶりのスタメンで2安打を放っていたので、 「もしかすると…」 と思ったが、やはりベンチを温めた。 8回表に代打で出場し、ボール2球を見逃した後、ライトフライに倒れた。 正直、これでは何のためにフィリーズに来たか分からない。 井口本人の気持ちを考えると…きっとストレスが貯まっているのだろう。 試合はようやくブレーブスが勝った。 アトランタでの4日間、親切な対応を受け、充実した取材ができた。 「サザン・ホスピタリティ」 使い古された言葉の意味を実感した日々だった。
9月2日(日)MLB/アトランタ・ブレーブスvsニューヨーク・メッツ@ ターナー・フィールド 〜スモルツが粘るも…。 先発はブレーブスが#29ジョン・スモルツ、メッツが#47トム・グラビン。 90年代のブレーブス黄金時代を築いた2人の投げ合いだ。 どちらもランナーは出すが、粘りの投球で試合終盤へ。 試合の行方を決めたのは、メッツ、#5デビッド・ライトのセンター後方への2ラン。 ブレーブスも最後まで粘ったが、3-2と1点及ばす、まさかの「スイープ」3連敗。 メッツ、フィリーズと続く6連戦。 ここで巻き返せば、一気にナ・リーグ東地区の主導権を握れそうだったのに…。 ワイルドカードの可能性を残すものの、試合後のブレーブスには「終戦」の気配が漂っていた。
9月1日(土)2A:サザン・リーグ/バーミングハム・バロンズ(ホワイトソックス)vsハンツビル・スターズ(ブリュワーズ)@ リージョン・パーク 〜またまたノーヒッターが…。 アラバマ大から約40分でバーミングハム到着。 まだ試合は4回表、たっぷり取材ができる。 かつて日本のサントリーが親会社となり、バスケットの英雄マイケル・ジョーダンもプレイしたバロンズ。 1度は訪れたいと思っていた場所だが、あまりの客の少なさに引いてしまった。 土曜の夜に観客は球場の約1割ぐらいしか入っていない。 近郊でカレッジ・フットボールがおこなわれるとはいえ、あまりに寂しい。 しかも、ショップではいまだにジョーダンのジャージを売っている。 よほど厳しい状態なのが分かった。 バロンズの先発投手#34ライアン・ウイングは7回2死までエラー2つのみのノーヒッター。(もしかすると将来のスターになるかも…) ここで…またしても…ライト前ヒットを打たれて降板。 ウーン、ノーヒッターはいつ見れるのか…。 良かったのはここまで。 代わった投手が打たれ、しかも決勝点は、押し出し死球。 「そういうオチですか…」という試合だった。
9月1日(土)カレッジ・フットボール/アラバマ大vsウエスタン・カロライナ大@ ブライアント・デニー・スタジアム 〜My Sweet Home Alabama。 学生時代、アラバマ大に短期留学したことがある。 フットボール全米チャンピオンになったばかりで、ものすごい盛り上がりだった。 生まれて初めて行った海外がアラバマだったため、スポーツ好きな僕がアメリカを愛するようになるのは必然だった。 あれから10年以上が経ち、2007年シーズン開幕戦を見るチャンスに恵まれた。 アトランタから大学のあるアラバマ州タスカルーサまでは車で約3時間。 近付くにつれ、アラバマ大の旗を付けた車が増えていく。 そして、7万人収容のスタジアム周辺は試合開始5時間以上前から大騒ぎだった。 あちこちにテントを張り、テイルゲート・パーティーを楽しんでいる。 「お前、日本から来たのか? 何、アラバマ大にいたことがある。これ食べろ」 と見ず知らずの人からハンバーガーをいただいた。 7時開始のゲーム、30分前には超満員。(これ、大袈裟ではないです) プロレス流に言うと、「超満員札止め」。 アラバマ・カラーの「クリムゾン」(楽天ではなくアラバマ・カラーです。これは譲れません)で場内は染まった。 試合も圧倒的なペース。 実はこの後、隣町のバーミングハムでマイナーリーグ取材があったので、第2クオーターの途中で安心して会場を出る。 後で聞くと、「52-6」の圧勝。 いろいろな意味で、素晴らしい一日となった。
8月31日(金)MLB/アトランタ・ブレーブスvsニューヨーク・メッツ@ ターナー・フィールド 〜しゃべり過ぎるほどの40歳。 試合前、ブレーブスの大投手ジョン・スモルツに話を聞いた。 過去の栄光の数々をほぼ同時代に見てきた身としては、ものすごく緊張した。 しかし、話始めると、あまりの言葉の多さに引き込まれた。 というよりも、しゃべる、しゃべる。 多くのメディアが話を聞きたくて待っているのに、1人につき5分ぐらいしゃべるので、誰もが待っている状態。 「話好きな」大投手だった。 金曜日の夜、スタンドは満員。 昨夜に続いて「トマホーク・チョップ」が鳴り響くが…。 メッツの#15カルロス・デルガド、#7ホゼ・レイエスのホームランなどで完敗。 試合後の花火まで残っていた人も、球場の半分ぐらいだった。
8月30日(木)1A:サウス・アトランティック・リーグ/ローム・ブレーブス(ブレーブス)vsサヴァンナ・Gナッツ(メッツ)@ ステイト・ムニュアル・スタジアム 〜ミニ・アトランタ。 恒例のアメリカ取材がスタート。 シカゴ系由で到着したのは、初取材地のアトランタ。 今日はMLBの試合はないので、空港から車で1時間ほど北上したロームという町へ。 2〜3日前まで、ブレーブスとマイナー契約をしている、フリオ・フランコがいたそうだが、この日はいなかった。残念。 しかし、ネームバリューのある選手がいなくとも、多くのファンが雨の中、試合開始を待っていた。 雨は試合開始前に上がり、ときおり涼しい風が流れ込む、「秋」の気配の中で試合は進んだ。 どの選手も9月に向けて必死だ。 メジャーの登録選手枠が広がるので、必然的に上のレベルに上がる選手も出て来る。そして、「次のシーズン」への生き残りもある。 底辺の広いアメリカ野球。 悲喜こもごものタフな時期だ。 もちろんブレーブス・ファミリーなので、いつもの「トマホーク・チョップ」を嫌というほど耳にした。 明日、メジャーでも同じように鳴り響くんだろうなあ。 「時差ぼけで眠いので、今夜はゆっくり休みます」と思ったが、ベッドの中でも「トマホーク・チョップ」が頭を回っていた。 Ohーオオオー、Ohーオオオー。
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