Ballpark Time!編集長・山岡則夫が取材時に見た、聞いた、感じたことをノンビリと日記形式で書きつづります。

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※6/17-7/3(2005年)「アメリカ取材日記Vol.2」はこちらをクリック!
※9/30(2005年)「東京湾岸シリーズ」は近日公開!! ご期待ください。

12月27日(木) Enjoy The Game!!
〜2008年もボールゲームを楽しもう。

2007年、最後の取材日記になります。
日米ともに野球界、今年もいろいろなことがありました。
しかし、来年はもっと慌ただしくなりそうです。
レッドソックス日本開幕戦が開催されます。
北京オリンピックもあります。
2008年は、野球界にとって新たな一歩を歩みだす年になるのではないでしょうか。

年末の大掃除をしていると、今年の様々なチケットが出て来ました。
野球、サッカー、プロレス、ライブ…。
取材だけでなく、自腹をきってかなりの試合を見に行っていました。
チケットを見ると、「感動」(大きなものから小さなものまで…)を思い出します。
今年以上の感動を、2008年は得たいです。

いろいろな問題を抱える野球界ですが、それらも含めてともに歩んで行ければと考えています。
2001年に立ち上げた弊社Innings,Co.も8年目を迎えます。
これまで以上に、刺激的な媒体を作りたいと思っています。

年末年始、野球界は少し「お休み」ですが、他のスポーツを楽しんで、来るべき野球シーズンに備えましょうか。
それでは
Enjoy The Game!!
次回、2008年の更新は、1月8日頃を予定しております。


12月24日(月) メリー・クリスマス!
〜MLB薬物問題に関するコラム

NYC在住のライター杉浦大介さんがMLB薬物問題について書いています。
分かりやすく、そしてNPBはこのままで良いのかと考えさせられる。
いかがですか、某コミッショナー『代行』様。
http://www.ninomiyasports.com/xoops/modules/news/article.php?storyid=8153


12月23日(日) サッカー:天皇杯/FC東京vsサンフレッチェ広島@熊本
〜試合は…つまんなかった。

昨日から打ち合わせ等があり、福岡に来ていました。
せっかく九州にいるので、熊本まで車を飛ばしてサッカー観戦。

広島はJ2落ちしたばかりなのに、気持ちが伝わるサッカーをしていた。
東京は…、後半こそ攻めたが、全体的に「何もない」感じ。
この試合を最後に戦力外になる選手や、移籍する選手も多い。
「東京での最後の試合、それがこんなんですか?」
が感想です。

2008年からJ2参入するロッソ熊本の本拠地KKWING。照明灯からワイヤーで屋根を吊る感じが、モントリオール・オリンピック・スタジアムのようだ。


12月20日(木) 渡辺久信監督(ライオンズ)インタビュー@ニッポン放送
〜この人、よくしゃべるんです。

ラジオ出演前に時間と取っていただき話を聞く。
渡辺監督に話を聞くのは2回目。
前回は、台湾で選手兼コーチをなさっている時だった。
その際に感じたイメージは変わっていなかった。
いやあ、よくしゃべる明るい人だ。
本人曰く
「僕は、現役の時に『新人類』と呼ばれましたから」
『新人類』は今では「死語」だが、明るい性格はライオンズを変えると思う。
デーブ大久保コーチ、石井一久…。
ライオンズって、おもしろそうじゃないっすか。

ナイスガイの渡辺監督。とても「ナベQ」とは呼べません。


12月17日(月) 黒田博樹、ドジャース入団。
〜赤から青へ。
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/f-bb-tp2-20071217-296416.html


やはりドジャースだった。
黒田獲得合戦は、マリナーズとドジャースの「一騎打ち」と言われていたが…。
昨年、ヒジのクリーニング手術をおこなったのもLA。
1年中、太陽が降り注ぐカリフォルニアの気候は、きっと黒田に味方するだろう。
過去、多くの日本人選手がいたこともプラスだ。
後は、結果ですね。
6月の取材時には、ぜひ投げているのを見たい。


12月16日(日) サッカー・クラブワールドカップ決勝/
ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)vsACミラン(イタリア)@横浜国際競技場
〜横浜での夢舞台。


都内で打ち合わせを済ませ、横浜へ到着すると、3位決定戦のPK戦の真っ最中。
スタンドに到着したその時、浦和レッズが勝利した。
Jリーグのチームが世界3位である。
純粋にスゴイことだ。おめでとう。

そして決勝戦。
個人的にはボカ寄りの自分だが、それよりも「素晴らしいプレイ」が見たかった。
スコアは4-1。
ちょっと差があったような結果に終わったが、やはり良いものを見せてもらった。普段はテレビでしか見られない「真剣勝負」はゾクゾクするものがあった。
そして戦前から名前が上がっていたカカは、噂に違わないプレイだった。
やっぱり、スーパースターは期待を裏切らない。

満員のスタジアム。素晴らしいテクニックとゴールへのパッション。サッカーは面白いね。


12月15日(土) 薬物問題。
〜対岸の火事じゃないけど…。


大変なことになっている。
過去の使用歴、購入歴が実名で発表された。
リスト内には現役選手も大勢、含まれている。
そして…、NPBの「来日外国人選手」も…。

NPBトップの某コミショナー氏は、
「過去、国内でおこなった検査結果は陰性だった。それを信じています」
というコメント。
また始まった、いつもの「事なかれ主義」でしょうか…。
のど元過ぎれば…、ではないが、「時間が過ぎれば誰もが忘れる」といういつものやり口だ。

北京オリンピック予選、生中継の視聴率が良かったらしい。
今オフ、多くの日本人メジャーリーガーが誕生した。
若手の有望選手の活躍も目立つ。
「野球人気低下」と言われる昨今、人気回復に向け少しずつ風が吹き始めている時期だ。
単純なコメントのみはなく、「野球界は一致団結して、薬物に立ち向かいます」というアピールをして欲しかった。
結局、現在のリーダーには何も望めないということだろう。


12月14日(金) 松井稼頭央(アストロズ)インタビュー@都内某所
〜自信に溢れた姿。


都内にある松井の自宅で取材。
「ああ、ご無沙汰しています」。
2006-7年と2度、デンバーで取材したのを覚えていてくれてうれしかった。

2006年9月、メッツで結果が出せずにロッキーズへ移籍した年の取材では、やはりどこか自信なさげであった。記者の質問にも何となく、困惑しながら答えていた印象だった。
2007年6月、個人もチームも調子良く、「今年はこれまでと違うんだなあ。メジャーにも慣れて来たんだなあ」と感じた。
それがワールドシリーズにまで出場した今回…、明らかに自信に溢れた松井がいた。
いろいろな経験を重ね、松井稼頭央は復活した。いや正確には「生まれ変わった」と言うべきか。

日本時代と比べるのは失礼かもしれないが、スゴク「落ち着いた」感じだし、「腰が低く」なった。
苦労を重ねることで、その時期支えてくれた周囲への感謝を感じたのか…。
人間「松井稼頭央」としての器が大きくなったのだろう。
2008年からはアストロズで戦う。
どんなプレーを見せてくれるのか、本当に楽しみである。
我々もヒューストンへは2年連続して行っているが、これでまた行かないといけなくなった。
正直、「またヒューストンかぁ…」というのはあるが、そこに松井がいれば話は別。まあ、贅沢な悩みです。
松井稼頭央ホームページ:http://sports.nifty.com/kaz-matsui/

人間的にもそうだけど、やっぱりカッコいいよね。同性から見ても「良い男」です。


12月13日(木) 福留孝介、カブス入団合意。
〜素晴らしい評価だが…。


4年契約で50億円を越える契約内容だとか。
メジャーリーグ自体の景気も良いのだろうが、この好評価には正直、驚いた。
心配なのは、この評価が「福留の足を引っ張らないか」だ。

シカゴ、特にカブス・ファンはヤンキース・ファンと同等、場合によってはそれ以上に「熱い」。
結果を出している選手は「溺愛」するが、そうでなければ…。
サミー・ソーサがカブス時代、「天国と地獄」を経験している。
本塁打記録を争っていた前後は「神様」で、打てなくなると「戦犯」扱いの大ブーイング。結果、移籍せざるを得なかった。

これまで3度、福留のインタビューをおこなった。
周りに気を使える「常識人」。逆に言うと「良い人過ぎる」。
性格の素晴らしさが、逆に作用しないか心配なのだ。
そして…、2007年は故障でほとんどプレイしていない。
「オープン戦から調整しながら」という中で、多少、時間がかかるのを周囲も我慢しなくてはならないが…。
高額契約の選手へのファンの評価は厳しくなる。
そういうプレッシャーを気にしないで、福留自身がマイペースでやれれば良いが…。
頑張れ、孝介!! リグレーフィールドで会おう。


12月12日(水) サッカー・クラブワールドカップ/
ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)vsエトアール・サヘル(チュニジア)@国立競技場
〜実は初ボカ体験でした…。


これまで何度か来日したボカだったが、なぜか編集作業などと重なり見に行くことができなかった。
ボカの試合だけは、今回、絶対に見たかった。
結果は1-0。
まだ時差ボケがあるのか、上手く「流した」ような試合運びだったが、ボカがキッチリ勝利。
得点シーンや、局面で見せる「ちょっとした本気シーン」には、やはり「本物」が感じられた。
そして何より、地球の裏側から1000人単位で来日した「ボケンセ」はスゴかった。

試合ももちろんだが、驚かされたのはボケンセのテンションの高さ。あの情熱はやっぱりラテンだよねえ。


12月6日(木) #3サブロー(マリーンズ)電話インタビュー
〜お疲れのところありがとうございました。


先日の北京オリンピック予選・台湾戦で貴重なスクイズを決めたサブローのインタビュー。
彼が使用するSSKベースボールギアのアドバイザリー会議で名古屋にいらっしゃるところ、お時間をとっていただいた。
帰国直後、お疲れなのか、ちょいカゼ気味の声であったが、いつも通り「真面目」かつ「誠実」に答えてくれた。
本当にありがとうございました。
サブロー・ブログ:http://ameblo.jp/saburo-blog/


12月3日(月) テレビ取材@野球/北京オリンピック・アジア予選@台湾
〜オリンピック出場、おめでとう。
http://www.japan-baseball.jp/


3連勝でオリンピック出場を決めた。
まずは選手、関係者そして現地で応援したファンの方々、お疲れさまでした。そしておめでとう。
「確実視」される中で「結果」を出すことのプレッシャーに打ち勝ったことは、本当に素晴らしい。

代表選手のほとんどを取材(インタビュー)したことがある。
今年だけでも、
川崎(ホークス)、青木(スワローズ)、新井(タイガース)、里崎(マリーンズ)と今日のスタメン中4人のインタビューをしている。
選手の「想い」や「考え方」、そして「人間性」に実際に触れたことがあるので、出場権を獲得して欲しかった。そしてケガをして欲しくなかった。

今日のダルビッシュ(ファイターズ)を見ても分かるが、選手たちはシーズン終了後の疲労もあってコンディションは決して良くなかったはずだ。
本当に、「お疲れさま」そして「おめでとう」、「ありがとう」と伝えたい。
しばらくはしっかりと休んで欲しい。


12月2日(日) テレビ取材:プロレス/プロレスリング・ノア@武道館
〜小橋建太、ガンからの復帰。
http://www.noah.co.jp/


昨日から始まった野球・北京オリンピック予選も気になるが、今日はこっちだ。
僕がプロレス好きなことを知っている知人から、
「チケットありますよ」
と何人にも言われたが、原稿を書かねばならず、泣く泣くテレビ取材に切り替えた。

いやあ、本当に「行けば良かった」と後悔。
ここ数年では久しぶりの「立ち見席」まで完売の熱狂がテレビからでも伝わって来た。
ファンが選手を乗せ、1試合目から「熱い」試合が続いた。
そして…、メインの「小橋復帰戦」ではジーンと来て、目頭が熱くなった。きっと会場にいたら涙しただろう。

試合終了後のインタビューが良かった。
「小橋さんにとってプロレスとは?」
という質問が出た。
僕も「インタビューをする側」の人間として、「あなたにとって〜とは?」という質問は、最も陳腐で、やってはいけない質問だと思っている。
なぜなら、現在、現役で頑張っているアスリートはそんなことを考えていないだろうし、現役中にその答を出せる人などいないと思うからだ。

小橋は答えた。
「分かりません…。僕が教えて欲しい。だからリングへ戻って来たかったのです」。
腎臓ガンに犯され、片方の腎臓を全摘出。その大手術から1年半で復帰。
そのモチベーションが分かる素晴らしい答だと思った。
「自分にとってのプロレス探し」をする小橋の今後を見て行きたい。


11月30日(金) 何がしたいのか…。
http://beijing2008.nikkansports.com/baseball/asia/p-bb-tp0-20071130-289462.html


台湾での北京オリンピックに、NPB公認応援団を派遣するそうだ。
実は数ヶ月前から噂では聞いていたが、本当だったとは…。
一体、何がやりたいのだろうか?

別に「タイガース応援団が…」
という訳ではない。
レギュラーシーズン中、
「ボールを打つ音を聞こうじゃないか」
と「鳴りもの応援自粛の日」を作ったりしているNPBが、なんでいまさらって感じ。
応援自粛の日、に関しては、
「その日しか来れない、応援を楽しみにしているファンがいたら…」
という苦情をたくさん聞いている。

「国際試合だから…、勝たないといけない」
というのは言い訳にもならない。
まったくもってビジョンがない。
それに、応援団5人分の旅費を全額負担って、どういう基準ですか?
レギュラーシーズンとは違う、国際試合の短期決戦。(もちろん仕切りも違うはず…)
わざわざ「自腹」で足を運ぶファンのことを完全に無視していると思う。

そして…、
「応援」とは自らのハートが高まって自発的におこなうものでしょう?
これでは「都市対抗野球」や「実業団バレー」と言った企業の「福利厚生」と同じだ。
例えば、
もし出場権を逃したら、将来の野球界のためにファンの「叱咤激励」や「ブーイング」が必要な状況もあるだろう。
「雇われ応援団」にはそれすら許されない。
これって本当に良いの?


11月29日(木) 日本人スタッフが作り上げた国際大会。
http://www.ppchampionship.com/


朝、1通のEメイルが届いていた。
送り主はアメリカMLS(メジャーリーグ・サッカー)で働く中村武彦さん。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/mls_sum/
今年6月にNYで初めて会って、いろいろと情報交換させてもらっている。
彼が何年にも渡って動かして来たプロジェクトが、ついに正式発表となった。
Jリーグ・ナビスコカップ王者が、MLSやオーストラリアの王者チームと対戦する「パンパシフィック・チャンピオンシップ」だ。

実は6月に会った際、
「LAとハワイのどちらが良いですか?」
と質問された。
「バケーションで行くにはハワイが良いですが、僕は他のスポーツも見たいし、ショッピングもしたいので、LAが良いですね」
と答えた。すると、
「LAが良いと言われたのは山岡さんだけですよ。みんなハワイに行きたいって言います。それは貴重な意見ですね」
と言われ個人的にも注目していた。(でもやっぱりハワイかあ…)

現在のサッカーはヨーロッパ主導である。
しかし今年、浦和レッズがアジアチャンピオンにもなった。
アジア環太平洋地域のサッカーが盛り上がるチャンスである。
その旗ふり役をしている中村さんには、頭が下がる。
大会も大成功して欲しい。(時間があれば僕も行きたいなあ…)

ついに決定した「パンパシフィック・チャンピオンシップ」。中村さんの頑張りには頭が下がる。大会が楽しみっすね。


11月28日(水) アスリートが犯罪の被害者に。
http://www.nikkansports.com/sports/usa/p-sp-tp4-20071128-288709.html


NFLワシントン・レッドスキンズの若手スター選手(04年ドラフト1位入団)、ショーン・テイラーが自宅で銃撃され亡くなった。
24歳の若さであった。

ここ最近、我が国では芸能人や著名人が、自らのエゴのために続々と逮捕されている。
海の向こうでは子供たちのスターが、強盗によって殺されてしまった。
やりきれないなあ…。

事件が起きたマイアミにはMLBはもちろん、NFL、NBA、NHLとすべてのメジャーリーグが本拠地を置く。
僕自身も取材に行ったこともある。
昔から「危険な土地」とは言われているが…。
まさか自宅で銃撃されるとは、誰も思わないはずだ。(これじゃあ、安全な場所などないね)
とにかく、お冥福をお祈りします。


11月27日(火) 噂が本当に…。
http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20071126-288061.html


タイガース濱中治のバファローズ移籍が発表された。
新聞紙上では、「ロッテか? はたまたバファローズか?」など取り上げられており、今オフ・トレードの目玉であった。

今年1月、自主トレ先の淡路島で取材をおこなった。
「故障も完治して、勝負です」と語っていたが、極度の不振に陥った。
潜在能力の高さ、そして「ゴールデンレトリバー」のような(すみません)爽やかな顔。
バファローズはとても良い選手を手に入れたと思う。

タイガースへ移籍する平野恵一は、内外野守れる好選手。
#9藤本敦士、#52赤松真人らのポジションが重なる選手にとっては、正念場の2008年となる。


11月25日(日) 石井一久、ライオンズへ。
http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20071126-287856.html

ライオンズが積極的だ。
石井はまだまだ戦力になる。
「憎めない」性格で、チームの雰囲気を良くする選手だ。
「リーダー」などという余計な肩書きを与えず、ノンビリやらせれば、有形無形な様々な良い影響をチームに与えるはずである。

逆に、スワローズは大丈夫なのか?
これまでの看板選手はどんどんいなくなる。
Fプロジェクトは解散。
ユニフォーム広告営業も苦戦していると聞く。
良い新人が獲れたとはいえ、戦力としては未知数だ。
「チームが強ければ客は入ります」と社長さんはおっしゃっていたが、これでは…。
心配です。


11月24日(土) 新日本プロレス「ロックアップ」@後楽園ホール
若手選手の発掘。


夜、久しぶりにプロレスへ。
「ロックアップ」とは通常の新日本プロレスとは違い、長州力がプロデュースし、他団体の若手選手と新日本所属選手を対戦させる。
普段見ることの少ない「インディ」団体にも素晴らしい若手が多い。
彼らにチャンスを与えるとともに、新日本の通常興行にも出せるような選手を発する意図がある。

言ってみれば、マイナーリーグ選手のチャレンジマッチ的な感じ。
身体が小さく見るからに「これは…」と思う選手もいれば、「ぜひ新日本本体で見たい」という選手もいた。
「興行」に刺激を与えるためには常に新しい選手が必要だ。
経費はかかるかもしれないが、素晴らしい試みだと思う。

新日本プロレス公式ホームページ
http://www.njpw.co.jp/

若手選手が多いため、客入りは7割ほど。しかし、そんな中でも熱くなる試合はいくつもあった。


11月23日(金) ライオンズ・ファン感謝ディ@グッドウイルドーム
ここも改修。


打ち合わせなどがあり、ファン感謝ディへ。
広報担当者と球場改修のことなどいろいろと雑談。
長さ100m近いビジョンになるそうで、恐らく日本一の長さということ。
先日の神宮改修に続き、楽しみです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071123-00000009-spn-spo


11月21日(水) サッカー:オリンピック・アジア最終予選@国立競技場
おめでとう、次は野球ですなあ。


オフィスから徒歩5分の国立競技場。
大事な試合があるということで、寒風吹きすさぶ中、ブランケットを持って国立へ。
試合はタフでした。
ホームとはいえ、そうは簡単に行かなかった。
結果、「引き分け」でオリンピック出場決定。
まあ、国際試合(特にこういう予選)は勝ち抜くことが大事。
そういう意味では良かった、良かったです。
後は本戦に向けて、チームを作り上げて欲しい。

そして次は野球日本代表の番である。
正直、サッカー同様、厳しい戦いになるだろう。
我々は勝利を「願う」ことしかできないが、台湾に向けて「気持ち」を送ろうと思います。
目標は1つ。
良い試合、キレイな戦いではない。
「オリンピック出場」のみだ。

誰よりも選手たちはうれしそうだった。やはり相当、キツかったのだろう。


11月18日(日) 井口が人気です。
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/p-bb-tp2-20071118-284537.html


オフィスに2008年MLB開幕戦に関するリリースが届いていた。
メディアでも大きく話題になっているが…、内容は
「松坂、第二子出産で凱旋回避か?」

そんな中、井口資仁(フィリーズ)の評価が高い。
フィリーズ移籍時も、地区優勝を狙うフィリーズの評価は高かったが、今回は松井稼頭央(ロッキーズ)とともにそれ以上の扱いだ。
どこのチームへ行くのか、楽しみです。

チェイス・アトリーが復帰してからは控えに回ったが、評価は変わらず高い。シカゴでは世界一に貢献したこともあって、今でも英雄扱いされている。


11月17日(土) バスケット:bjリーグ/
埼玉ブロンコスvs新潟アルビレックス@所沢
〜盛り上がってました、面白かった。


原稿書きに疲れたため、息抜きでバスケット観戦。
ブロンコスの試合は2年前に1度見ているが、その時と大きく変わっていた。
今シーズン本拠地開幕戦ということもあるが、客席は8割近く埋まり盛り上がっていた。
そして、客層が若い。
スポンサーもたくさん付き、プレイが止まる度にファンへプレゼントを配っている。
全体的にマイナーリーグのプロモーションに似ている。
野球界も参考にすべき部分がある、と素直に思った。
Bjリーグホームページ:http://www.bj-league.com

そして、サッカー日本代表のイビチャ・オシム監督が倒れたニュースには言葉を失った。
サッカー関係者の誰もが「彼が日本サッカーを変える」と口にするぐらいの人物だ。
一刻も早い回復を祈るばかりだ。


11月16日(金) ボンズが偽証罪で起訴。
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/f-bb-tp2-20071116-283703.html


予想はされていたとはいえ、これって大変なことだと思う。
もちろん今後、法廷で審議されていくことだが…、下手をすれば重罪もありうるということ。
ボンズの成績に関しては「どう、こう」言うつもりはない。
実際、「筋力」だけでは本塁打は打てないわけで、ボンズは人並み外れた「技術」を備えているということ。
その部分には何の疑いもなく、尊敬できる。
しかし…、「偽証」というのは、ファンの心証も悪い。
うーん、心が痛いニュースだ。


11月15日(木) #88原辰徳監督インタビュー@宮崎。
〜カッコイイ、爽やか、そりゃあ「若大将」と言われますよ。


朝一の飛行機で宮崎へ行って来た。
日本代表ではありません。ジャイアンツ原監督のインタビューをしました。
僕にとってどんな人よりも特別な人、それが原辰徳でした。
小学生の時からずっと憧れて来た人でした。
これまで多くの人を取材して来ましたが、最も緊張したと言えるかもしれません。

対面はいきなりだった。
取材は練習後だと思い、記者席で練習をながめていた。
すると津末広報が、「さあ、やりましょうか」。
「ええー? 練習後じゃないんですか?」。
慌てて機材をカバンから出し、監督室へ向かった。
トビラを開けると…、いました、辰徳です。
「どうも、こんにちは。キレイな雑誌を作られてますね。へえー、山岡さんは社長さんなんですね。お若いのに立派ですよ」。
いきなりの辰徳スマイルで、最初から辰徳ペースに持ち込まれた。というか、舞い上がってしまった…(苦笑)。

練習のウォーミングアップ最中だったが、長い時間を取ってくれた。
いろいろな話を聞いたが、テレビで見るあのままだった。
1つの質問に対して、丁寧に、そして「爽やかに」話してくれた。多くの選手名を具体的に出して、より分かりやすくしてくれた。
ビジョンがはっきりしており、イーグルス野村克也監督も一目置いている理由が分かるようだった。
そして何より、「この人には敵が少ないだろうな」と感じさせられた。

あっという間の取材だった。
「また来シーズン、取材に来てください。うちのチームは絶対にやりますよ」。
大きな目を輝かせ手を差し出された。右手で握手をすると強く握り返してくれた。
「監督、最後にグータッチ、お願いします」。
ずうずうしいお願いをすると、笑顔でやってくれた。
最高の時間だった。やっぱり辰徳はカッコイイ。
帰りの飛行機でニヤけている自分が分かった。

 
爽やか、眩しい、カッコイイ。スーパースターのオーラを今でも醸し出している辰徳だった。 陽射しの強い宮崎。日本代表がサンマリンを使っているため、昔からある「ひむか球場」でジャイアンツは練習している。原点回帰だ。


11月14日(水) 神宮球場改修。
http://www.jingu-stadium.com/base.html

これは楽しみである。
ビジョンの大型化や人工芝が大きく取り上げられるが、見る側にとってうれしいのはバックネットの改修だろう。
これまで鉄線が太く、何か「モザイク」がかかっているような感じであったが、これでかなり見やすくなるはずだ。

昨年も、内野フェンスを開閉式にしたが、これだって球場サイドからしたら大英断だったはず。
(内野スタンドでフィールドに背を向けて応援する学生野球。プロとアマが共有する神宮球場では、内野フェンスの存在は必要不可欠。そんな状況下でもプロ側に歩み寄りをしてくれた結果だ)
今回の改修も大部分、球場側主導であったそうだ。
「良い球場で楽しんで欲しい。リピーターになって欲しい」という球場サイドの本気度だろう。

「球場の問題があって、やろうとすることができない」というスワローズ関係者の話を聞くことが多かった。
しかし、そういう「言い訳」はもうできない。
球場側が歩み寄ってくれる中で、現在の「箱=球場」をどのように有効活用するか、は球団サイドにかかっている。
これまでの「内野フェンス開閉時」のような、中途半端な利用方法では、せっかくの改修が意味をなさない。
アイディアをとことん出し切ってもらい、「夢の空間」を作り上げる責任がある。


11月13日(火) 稲尾和久さん死去。
http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20071113-282492.html


残念である。まだまだ早過ぎる。
現役時代の伝説的活躍をリアルタイムで見たことはないが、球史に残る名投手ということは、成績や資料からでも手に取るように分かる。
そして誰もが言うように、とても優しい人物だった。
ご冥福をお祈りします。

稲尾さんは毎年、春のキャンプへ勢力的に取材に来られていた。
大阪近鉄バファローズが存在していた時、宮崎県日向のバックネット裏で「投手の見極め方」を教えていただいたことが印象的に残っている。
春の温かい陽射しの中、コンクリートのスタンドに座って、とても素晴らしい時間を共有させてもらった。
大投手を独り占めして、「野球を教えてもらった」ことは今でも財産になっている。


11月11日(日) アジアシリーズ決勝戦/
中日ドラゴンズ(NPB)対SKワイバーンズ(KBO)@東京ドーム
〜やれやれですか…。


結果はご存知のように、6-5でドラゴンズ優勝。
まずはおめでとうございます。

しかし、「良かった良かった」とは行かないと思うよ。

なぜエース#11川上憲伸の登板はなかったのか?
#29山井大介のマメや肩の違和感は大丈夫だったのか?
今後のアジアシリーズの位置づけは?
それでもオリンピック優先なのか?

いろいろな疑問が湧いて来ます。
日本シリーズからのモヤモヤが増幅しました。


11月10日(土) アジアシリーズ/
SKワイバーンズ(KBO)vs統一ライオンズ(CPBL)@東京ドーム
〜同窓会的な温かい雰囲気。


毎年、この試合は面白いと思う。
現在のアジア内ではNPBが突出しており、KBO(韓国)とCPBL(台湾)のどちらかが2位を争う。
ここでの勝者の出来次第では、決勝が「面白い」試合になる可能性も秘めている。

今日は…、一方的でした(笑)
それでもライオンズを応援するファンは、攻撃中は一生懸命応援し、守備中は一生懸命に私語をする。
しばらく会っていなかった友人たちが、ライオンズの試合を媒介に集まった「同窓会」のような雰囲気。
「勝った」、「負けた」で一喜一憂するのではない、温かい空間だった。

正直、もうちょっと接戦になると予想したが、13-1のワンサイド。
ワイバーンズ打線が振れているので、明日の決勝、意外と面白くなるかもです。
アジアシリーズ公式サイト:http://asia.npb.or.jp/

勝っても負けてもお祭り騒ぎ。台湾側スタンドは良い雰囲気だった。


11月9日(金) マリーンズ#19マット・ワトソンが退団。
http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20071109-280927.html

また1人良い選手が帰国する。
ワトソンはシュアな打撃で、オークランドA's傘下サクラメント・リバーキャッツ時代から将来が期待された選手だった。
ワトソンが来日してすぐに、サクラメントに取材へ行く機会があった。
「マット・ワトソンはきっと活躍するよ。もうすぐメジャーに上がるはずだったのだから」。
と当時のリバーキャッツ監督が言っていた。

優勝を逃したマリーンズは、大幅な入れ替えをおこなっている。
大きなインパクトを残せなかったワトソンが退団するのはある意味、仕方がない状況だ。
29歳。
メジャー昇格するにはあまり時間はないが、2008年、どこかのボールパークで活躍を見たいものだ。


11月9日(金) アジアシリーズ/
中日ドラゴンズ(NPB)対SKワイバーンズ(KBO)@東京ドーム
〜見せろ、落合、アジアイチ?


アジアシリーズを取材に行った。
クレデンシャルには顔写真が入れられ、関係者入り口では金属探知機を通らされた。
アジア各国の野球関係者が多数、訪れた。
「野球熱の高まりを煽り、そして…オリンピックでの野球競技復活へつなげたい」。
試合前の球場周辺では、間違いなくそういう空気を感じたが、試合をする人たちの意識が低過ぎた。

アジアシリーズでNPBチームが初黒星を喫した。
誤解を恐れずに言わせてもらうと、「当たり前の結果」だったと思う。
ドラゴンズとワイバーンズの選手、試合前練習から雰囲気が違った。
ドラゴンズの、特に北京オリンピック代表に選ばれている選手などは、「予選へ向けた調整、ケガはしたくない」という印象を受けた。
逆にワイバーンズの選手からは、「NPBに勝って韓国野球を見せつける」という気迫を感じた。(積極的に、時には暴走気味に、次の塁を狙う姿勢はエキサイティングだった)

オリンピック予選という、いわゆる「大事な試合」が目前にあるからかもしれない。
そして、全体的なレベルを客観的に見るとNPBは飛び抜けているのは確かだ。(いや、そうでなくては困る)
だからと言って、今日のような試合を重ね、「結果的に優勝しました」ではまったく面白くない。
アジアシリーズ公式サイト:http://asia.npb.or.jp/

まず面白かったのが審判。捕手の背中に両手を置いています。しかもこれが試合中ずっとです。


11月4日(日) ジョー・トーリがドジャースへ。

トーリがヤンキースからドジャースへ。
(http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/p-bb-tp2-20071103-278310.html)
可能性はあると思っていたが、東西のライバル・チームの移籍はインパクトがあった。
例えば、ドラゴンズ#66落合博満監督がいきなりジャイアンツの監督になるようなものだ。

本拠地移転50年目の記念すべき年、2007年に惜しくも逃したプレーオフ進出ならびに世界一になれるのか?
ヤンキースでFAになった「トーリ派」と呼ばれる選手の移籍もあるのか?
いろいろな意味で興味がある。

それにしてもアメリカって何でもありですよね。
僕ら日本人にしては(僕自身はそんなに「義理」とか「忠誠」とかに固執する方ではないのですが…)、「ビジネス」の一言では片付けられないっすよ。

「NY」から「LA」へ。彫りの深い顔立ちといい、ニューヨークの象徴のような人がカリフォルニアへ行く。最初は違和感があるだろうなあ。


11月3日(土) ボビー・バレンタイン監督取材@千葉マリンスタジアム
〜来季へ向けて重要な秋季練習。


マリーンズの秋季練習へ行った。
温かい秋の陽射しが気持ち良い千葉マリンスタジアムだが、優勝を逃したチームはやはりどこか寂しげだった。
選手のウォームアップ中、ボビーに30分ほど時間をもらっていろいろ話を聞いた。

「秋季練習中今いる選手のレベルを確認し、足りない部分の補強をしなくてはいけない。秋季練習はとても重要だ」。
ノンビリとした空気が流れてはいるが、現場はそうもいかない重要な時期らしい。

そして先日の日本シリーズ、ドラゴンズの投手交代のことを聞いた。
「実際にマメがつぶれたのか、どんな会話があったか分からないので、一概には言えないが…。やはりファンが完全試合を見たい気持ちは分かる。だが日本シリーズでも普段の試合でもそうだが、9回に投手を変えるのは監督にとって本当に難しい仕事なのだ」。
今回の件、いろいろな見方がある。

大事な時期にしっかり時間を取ってくれたボビー。この人のサービス精神にはいつも頭が下がる。


11月1日(木) テレビ取材:日本シリーズ/
ドラゴンズvsファイターズ@ナゴヤドーム
〜ノリさん、良かったね、そして…。


ドラゴンズがファイターズを圧勝した。
感じたのは、ドラゴンズの「負けない野球」の成熟度。
そして#99中村紀洋の完全復活はうれしかった。
2001年の取材以来、いろいろ話をさせていただいているノリさん。ここには書けない想像できないようなタフなこともいっぱいあったようだ。
そういう話を聞いていたので、お立ち台で見せた涙には「嘘はない」と感動した。
心からおめでとうございます。

試合に関して…
#29山井大介の好投は素晴らしかった。
9回の交代については……、何も言えないですよ。
「勝つためには何でもあり」という考えなのでしょう。
正直、まだ頭の中が整理されていません。
気持ちがすっきりしていない…朝4時ぐらいまで考えてました。
僕自身が熱狂的ドラゴンズ・ファンで、「53年ぶり優勝」ということだけで泣ければ良かったのに…。
この件に関しては、後日、書きたいと思います。

ちなみに、スポーツジャーナリスト玉木正行さんのブログに共感しましたので、リンクしておきます。
http://www.tamakimasayuki.com/


10月31日(水) AROD移籍騒動について。

またしてもやってくれました、ARODことアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)。
ワールドシリーズの試合中に、代理人を通じヤンキースとの契約解除を発表した。
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/p-bb-tp2-20071030-276570.html

ARODはバリー・ボンズ(ジャイアンツ)とともに現在のメジャーで最も「ファン」と「アンチ」の両方が多い選手ではなかろうか。
(まあ、こういうことをやっていれば当たり前だとも思うが…)
また、我が国では最も情報が「偏って」入って来ている選手だとも言える。
一部メディアをのぞき、「契約」や「お金」など「ネガティブ」なことはシャットアウトされ、一方的に美化され持ち上げられている。
(これはボンズの「ドーピング疑惑」について、一時期までほとんど情報が入って来ていなかったのと同じだ)

松坂、岡島の世界一で湧いた現在だからこそ、我々メディアは正しい情報にフィルターをかけることなく伝えないといけない。
「真実の情報を得てどうジャッジするか?」はファン、そして(情報を得た)消費者の権利だと思う。


10月30日(火) テレビ取材:日本シリーズ/
ドラゴンズvsファイターズ@ナゴヤドーム
〜空気を読む。


初回、各チーム先頭打者の初球で試合の流れが決まった。
1回表、ファイターズ#1森本稀哲は初球ショートゴロ。
1回裏、ドラゴンズ#2荒木雅博は初球デッドボール。
結果、初回得点は、ファイターズ0点、ドラゴンズ7点。

森本は初球からどんどん打って行く「フリースインガー」。
これまでは良い面ばかり取り上げられたが、短期決戦では「諸刃の剣」だ。
相手投手#14朝倉健太は3週間近く実戦登板がなかった。本人も立ち上がりは手探りだったはず…。

森本の積極性は素晴らしいと思う。
だが真のリードオフになるためには、「積極性」とともに「状況判断力」も併せもたねばならない。
何かと新庄剛志氏と比較されるが、新庄は派手な面ばかりでなく、以外と冷静な「状況判断」ができていたと思う。
「空気を読む」ことは大事なのだ。


10月29日(月) テレビ取材:ワールドシリーズ/
ロッキーズvsレッドソックス@クアーズ・フィールド・デンバー
〜MLB2008終了。


レッドソックスが一気に寄り切った。
ロッキーズも粘ったが、やはり「戦力差」がはっきりと出た感じだった。

#18松坂大輔、#37岡島秀樹も1年を通じてよく頑張った。そして素晴らしいシーズンだった。
セットアップとしての岡島の存在感は誰もが認めるだろう。
そして、松坂も周囲の声に負けることなかった。
「100億円投手の価値はあるのか?」。
と言われ続けたが、結果的には「価値があった」と言えるだろう。
なぜか?
「世界一になったからだ」
どのチームも世界一になるために戦力補強をする。結果「勝った」のだから、この補強は「あり」だったと言える。
個人的成績は、来シーズン以降、松坂本人の課題にはなるが、まずは「しゃんしゃん」でOKだろう。

負けたロッキーズ。
ワールドシリーズではそれまでの「勢い」が見られず残念。
しかし、8回表に見せた#2トロイ・トゥロウツキと#7松井稼頭央のダブルプレイは今年を象徴していた。
この二遊間は、メジャーきっての完成度だ。
プレーオフからいくつものダブルプレイを完成させてきた。
2007年ロッキーズの象徴とも言える。
松井もようやくライオンズ時代の輝きを取り戻した。いや、新しい松井に生まれ変わった。
来年以降が、もっと楽しみだ。

素晴らしい守備を魅せた松井。メジャー最高のセカンド・ベースマンになって欲しい。


最後に、ワールドシリーズ中、気になったこと。
「なぜ、日本メディアは選手の家族を出したがるのか?」

欧米メディアでは選手の家族が出演するなんてほとんどない。(もちろん、大金持ちなので誘拐の心配があるから、ということもある)
今回も、選手の奥さんや家族が、やたら目についた。
まるでサッカー、ディビッド・ベッカム夫人ビクトリアさんのようだ。(彼女の場合は今でも芸能人だから)

これって「スポーツのみでは数字が取れませんから、家族を出してドラマ仕立てにしよう。その方が視聴者の感情を揺さぶり数字が取れる」というメディア(特に地上波テレビ)の意向からだろう。
でもスポーツって、「それだけ」で感動できるものじゃないのだろうか?
試合やプレイの本質を追求しても、面白い番組になると思うのは、私が「スポーツ・ファン」だからそう思うだけのエゴなのか…。
最近のメジャー報道を見ていると、今話題の「亀田一家」問題と同じような、「メディアの本質・責任」という問題があるように見えるが…。


10月27日(土) テレビ取材:日本シリーズ/
ファイターズvsドラゴンズ@札幌ドーム
〜2番打者の役割。


ダルビッシュが素晴らしかった。
セギノールの本塁打はインパクト大だった。
しかし…、敢えて今日のキーポイントを挙げるならば、初回#3田中賢介の送りバントだ。

先頭の#46森本稀哲が四球で出た後、1球目をしっかり「送った」。
昨年も経験しているとはいえ、日本シリーズの第一打席、緊張感は並大抵ではなかったはずだ。
両チームとも、「手探り」の立ち上がりで、自分の仕事をしっかりとする。
結果的にはその後セギノールの本塁打が試合を決めたが、「流れ」を持って来たのは田中だったと思う。


10月26日(金) テレビ取材:団野村氏が語る
〜シビアな観察眼。


亀田一家騒動で話題のTBS、深夜番組
「R30」(http://www.tbs.co.jp/program/r30.html)
にエージェント団野村氏が出演、おもしろい話をしていた。

「MLBはテレビ放映権料の限界に気付き、他のセクションから収益を挙げることを大事にしている。その一歩がファンサービス。おかげで球場へ客足が戻って来た。日本の、特にセ・リーグはいまだに巨人戦の放映権料ばかりに頼っている」。

野村氏とは一度、打ち合わせでミーティングをしたことがある。
場所はLA、ダウンタウンにある野村氏のオフィス。
冷静沈着な話ぶりで、こちらの心が見透かされている感じがした。
そしてダンディで「クール」なジェントルマンだった。

番組出演は賞味10分ぐらい。
ちょっと時間が短過ぎる。もっと突っ込んだ話が聞きたくなった。
ちなみに最近読んだ野村氏の「交渉力」という本は面白かった。
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=200603000245


10月26日(金) テレビ取材:ワールドシリーズ/
レッドソックスvsロッキーズ@フェンウェイパーク・ボストン
〜初回で決まった。


初回、ロッキーズの攻撃がすべてだった。
先頭#3ウイリー・タベラスが死球、#7松井は倒れたが、3番#5マット・ホリデーの内野安打…。
しかし後続が打ち取られてしまった。

第一戦こそ負けたが、ここで1点でも入っていれば「まだまだ勢いはある」と思えたはずだ。
正直、「戦力」の単純比較ではレッドソックスが上である。
それを覆すには他の何かが必要。それがシーズン終盤は信じられないような「勢い」だったのだ。

第三戦、舞台はコロラドへ。
「戦力」を覆す何かがあるとすれば、「マイルハイ」なのか「寒さ」なのか…。
松坂大輔を打たない限り、ロッキーズの世界一の芽がますます小さくなってしまう。

雪もちらつく極寒のデンバーで何かが起こるのか。


10月25日(木) テレビ取材:ワールドシリーズ/
レッドソックスvsロッキーズ@フェンウェイパーク・ボストン
〜You……U……u…。


レッドソックスの良い部分ばかりだった。
#19ジョシュ・ベケットの熱投は「さすがエース」の勝負強さ。
#15ダスティン・ペドロイヤの先頭打者本塁打はいきなりだった。
しかしキーマンだったのは、
#20ケビン・ユーキリスだったろう。

初回、ペドロイヤの本塁打だけで終わっていたら、プレッシャーの大きい短期決戦ではどうなるか分からないところだった。
しかし、息付く間を与えない二塁打で続いた。
この日は5打数2安打だったが、彼が出塁すると必ずビッグイニングになった。(1回3点、5回7点)

それにしてもプレーオフでのユーキリスは手が付けられない。
彼の名前を知ったのは、アスレチックスGMビリー・ビーンの「マネーボール」を読んだ時だ。(3-4年前だったかな…)
「ギリシア神話に出て来るような名前の彼は、私の野球観にピッタリだ。何より出塁率が高くて…」。
当時は四球が多く、出塁率が高い「控え選手」の1人。
それが、今ではレッドソックスに欠かせない選手になったのだ。
今日も、「You……U……u…」が鳴り響いた。

ヒゲがよく似合うユーキリス。打撃技術は天才的だ。


10月24日(水) スワローズ#23青木宣親取材@神宮球場
〜静まり返ったスワローズ。


青木インタビューのため、秋季練習がおこなわれている神宮球場へ。
古田監督が辞め、高田新監督が決定し、そして様々な選手が去って行く…。
シーズン中は人が溢れ活発な空気感のある場所が、とても静かに感じた。

青木はいつも通りしっかりと語ってくれた。
インタビューをするのは、05年、06年に続いて3度目だが、会うたびにしっかりとして来る感じがする。
それでも「親しみやすさ」は変わらない。
「僕ってそんなに天然ですかねえ? よく言われるんですけど、マズイっすよねえ…」。
こういう部分は変わって欲しくない。

帰り際、#53五十嵐亮太と会った。
髪は長くのびていたが、表情には明るさが戻っていた。
2008年、亮太、待っているよ。

久しぶりに話を聞いた青木は、どんどん成長しているのが分かった。技術が進歩すると、人間的にも進歩する良い例だなあ。


10月20日(土) セ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ジャイアンツvsドラゴンズ@東京ドーム
〜あれが入っちゃうの?


所沢から東京ドームへ大至急向かう。
ジャイアンツ#21高橋尚成、ドラゴンズ#20中田賢一の踏ん張りで立ち上がりから良い試合だった。
しかし、4回表#44タイロン・ウッズの本塁打には言葉も出なかった。
あれはどう見てもライトフライの打球だ。
「ジャイアンツの選手は東京ドームだから本塁打が打てる。俺なら50%の力で打てるよ」。
くしくもシリーズ前にウッズが語った通りになってしまうとは…。

ジャイアンツも反撃を試みたが、少しのところでかわされた感じだった。
また#88原辰徳監督は、最後まで、「勝利」と「若手育成」を両立させようとしているように見えたのは気のせいか。
(セカンドの#23脇谷亮太にはとことんこだわっているようだった)

最後はドラゴンズの「試合巧者」ぶりが勝敗を分けた。
ウッズという「大砲」もあるが、#6井端、#2荒木、#27谷繁の「センターライン」を中心とした「失点を減らす」野球だ。
同じような雰囲気を持つファイターズとの日本シリーズ。
「1点」が明暗を分ける好勝負になる予感あり。

レフトスタンド以外、すべてがオレンジに染まった東京ドームだったが、結果は…。


10月20日(土) 秋季練習取材@グッドウィルドーム
〜新生ライオンズ、明るくやっております。


秋季練習中の所沢へ。
屋外の西武第二球場で3時間ほどの練習だったが、#99渡辺久信「新監督」の元、大きな声が響き渡っていた。
シーズン終了直後のこの次期は、今年の悔しさを忘れていないので誰もが必死に練習をやるはずだ。
問題はこれから。
「新監督」の手腕に期待しましょう。
やはりライオンズが強くないと、ちょっと寂しい。

ミーティングの中心で一際元気だったのが、デーブ大久保新コーチ。いやあ、本当に明るいチームになった。


10月19日(金) セ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ジャイアンツvsドラゴンズ@東京ドーム
〜足にスランプはないって?


札幌から帰京し、夜はセ・リーグのクライマックスシリーズを。
ドラゴンズが日本シリーズ出場に王手をかけた。

シリーズ前からコンディションが悪く、出場も危ぶまれた#25イ・スンヨプ。
この日2併殺打を記録し、そちらにばかり目が行くが、1回裏#7二岡智宏のライト線タイムリーでホームへ帰れなかったことが試合の「流れ」を変えたように思う。
2死だったし、かなり高く上がった打球だった。あれなら通常、本塁に帰れたはずだが…。

「足にスランプはない」と言われる。
確かに「足」だけ見ればそうかもしれない。
しかし「走塁」とは「足」のスピードだけではない。
的確な状況判断が必要とされる。
コンディションや打撃の調子が悪い時は、精神的に悩んでしまうものだ。それが走塁に必要な判断力に影響することは多々ある。打球を見てのスタートを躊躇してしまうこともある。
今日のイ・スンヨプはそうだったように見えた。

1点を先制したジャイアンツだったが、ドラゴンズ怒濤の反撃に逆転されるのに時間はかからなかった。
このままドラゴンズvsファイターズの日本シリーズになってしまうのか?


10月18日(木) パ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ファイターズvsマリーンズ@札幌ドーム
〜2007年パ・リーグ最終日。


am7:00
札幌に行って来ました。
朝7時のフライトだったので、朝4時半に家を出発。
眠い、ネムイ、ねむい…。

pm14:00
ホテルで一休みしてから札幌ドームへ向かう。
試合開始3時間前から球場周辺は大変な人。
フィールドでは見た顔が多い。そう、関東キー局のアナウンサー(女子アナ含む)が勢揃い。
日米野球以外、特にパ・リーグの試合ではこのような光景は珍しい。
「日本テレビのアナウンサー氏は、東京ドームへ行かなくても良いのだろうか?」…などと余計な心配をする。

pm17:00
マリーンズ#30小林雅英と雑談。
「今日は最後、ビシッとお願いします」。
「はい、そこそこにね。そこそこに(笑)」。
明るい表情を見て期待。(しかし、この日の登板はなかった)

pm18:00
試合開始。
ダルビッシュ有は決して調子が良くない。
150km超の4シームは大きく外れ、変化球も抑えが効かない。
146-8kmのカッターで空振りを取っているのが、良いボールぐらいだった。
チャンスはあったがマリーンズに点が入らない。
残塁の数(マリーンズ:6。ファイターズ:7)が結果的に勝敗の行方を左右するとは…。

pm20:30
ダルビッシュ交代時、不服そうにボールをグラウンドにたたきつける。
あちゃー…、これはマズかった。
ここで勝っても日本シリーズそしてアジアシリーズまで控えている。
「若さ」と言えばそこまでだが、同じことをやるならベンチ裏でやるべきだった。
そして、「ダルビッシュを見たい」という気持ちも分かるが、球場のファンには「エエーっ?」という反応ではなく、すぐに拍手で讃えて欲しかった。
そうすることでダルビッシュの高ぶった気持ちも冷静になったと思うのだ。
あれをやってしまうと、2006年の#16金村暁と同じになってしまう。
(http://hokkaido.nikkansports.com/baseball/professional/fighters/f-hf-tp0-20060924-94775.html)

pm21:30
試合終了。
結果的にF'sの強さが目立った最終戦だった。
F'sの攻撃中は走者がいなくとも何かがおこりそうな雰囲気になる。
きっとホークスはマリーンズに対して同じような感覚だったのだろう。
ともかく、ファイターズおめでとう。

 
札幌ドームのファールゾーンはとても広い。特に打席からバックネット裏が遠い遠い。まるでオークランドのようです。 #5セギノールが打席に立つとバナナが。昨年#2小笠原の時のクジラといい、いろいろ考えるなあ、札幌のファン。

球場全体から紙テープが投げられた幻想的な雰囲気。この瞬間はどちらのファンであるかを忘れてしまう。


10月17日(水) セ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ジャイアンツ練習取材@東京ドーム
〜気になった選手は…。


打ち合わせなど、いくつか用事があったので、練習取材を兼ねて東京ドームへ。
「セ・リーグもクライマックスシリーズを導入する」ということで、メディアはものすごい盛り上がり。
メディア対応など難しいとは思うが、いつも通り親切な対応をしてくれるジャイアンツ広報部には感謝とともに感心(生意気ですみません)。

前にも書いたが、最近、多くの球団でPR/広報担当者の対応が実にしっかりしてきたと感じる。
広報活動は、地道なことで、すぐに結果は出ないかもしれないが、その先にはファンがいる。
プロ野球を支えるのはファン。
そして…、嫌な言い方をすれば、その先には「お金」がある。
基本的なことだと思うが、それが分かっていない球団もまだ、いくつかあるんだなあ…これが。

ジャイアンツの練習を見ていて気になったのは、
#5ルイス・ゴンザレス
打球の飛距離、強さはチームで一番。守備でも軽快な動き。きっとコンディションが良いのだろう。
#0木村拓也
フリー打撃でも状況を頭に入れた「右打ち」などをしっかりとこなしていた。
そして、
#78伊原春樹コーチ。
フィールド全体に目を配り、緊迫した空気を作り出していた。
「短期決戦」のすべてを知っている人だけに、ジャイアンツにとっては大きな「武器」になるはず。

第一戦は、札幌にいるため取材できないが、セ・リーグのクライマックスシリーズも実に楽しみ。
ドラゴンズとの今年の対戦成績は12勝12敗。
どちらに転がってもおかしくない戦い。
1つ1つのプレイすべてから目が離せなくなりそうだ。

セ・リーグ初開催のプレーオフ。国内外から数多くのメディアが来てました。


10月16日(火) テレビ取材:パ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ファイターズvsマリーンズ@札幌ドーム
〜語り継がれるようなシリーズ。


いやあ、今日も良い試合でした。
最終的にはマリーンズが「逆王手」をかけたが、手に汗握る展開に、見ていて常に声を出してしまう状態でした。
安打数の割には点が入らず、どちらも「決め手に欠ける」という人もいるだろうが、逆に言えば「どちらもディフェンスを踏ん張った」ということ。
長いレギュラーシーズンとは違い、「勝ち負け」を競うプレーオフは「勝敗重視の見ていてつまらない試合」になる可能性もあるが、そんなことはまったくなかった。

個人的には、8月に取材したマリーンズ#22里崎智也の勝負強さ。
「やっぱり大口叩くだけのことはあるなあ」。
知人がぼそっと言った。
確かに。

さて、これで18日(木)には2007年パ・リーグの結末が出る。
どちらが勝ったとしても、素晴らしいシーズンで楽しませてくれたことにお礼を言いたい。
ということで、僕も札幌行きのエアチケットを手配しました。
試合を見ながらインターネットで手配したのだが、8回裏無死一・二塁になった際には、「これは一気に逆転だな」と思い手配を中断したほどでした。
熱く燃える「北の大地」をリポートします。


10月15日(月) テレビ取材:ナ・リーグ・リーグ優勝シリーズ/
ロッキーズvsDバックス@クアーズ・フィールド:デンバー
〜強いねぇ。


ロッキーズ強過ぎですよ。
何とプレーオフに進出してから6連勝。
レギュラーシーズン終盤も14勝1敗。
ということはここ21試合で20勝1敗ですよ。
これってサッカーのシーズン成績ぐらいの好成績。ちょっと手がつけられない。

チームを引っ張っているのは、間違いなくKAZこと#7松井稼頭央。
#3ウィリー・タベラスが戻って来て2番になったが、リードオフとして文句のつけようがない成績だ。
これは「日本人メジャー」だから言っているのではなく、アメリカのメディアもみんな言っていることだから…これって本当に価値がある。

ワールドシリーズ出場となれば、93年のチーム結成以来の快挙。
同年に創設されたフロリダ・マーリンズが97年、03年と2度の世界一に輝いており、取り残された感があったが、コロラドにもようやく「春」が来るか?(コロラドはスキー場開きをしたみたいだが…)


10月14日(日) テレビ取材:セ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ドラゴンズvsタイガース@ナゴヤドーム
〜ちょっと「差」があったかな…。


プレーボールとともに、一気に試合が決まった感じだった。
今年のセ・リーグは2位と3位の間に、少しだけ「差」があったようだ。(1位ジャイアンツと2位ドラゴンズはほとんど同じだと思うが…)

タイガースもシーズン後半の粘りは素晴らしかった。
しかしそこで息切れしてしまったね。
やはり「ベテラン」と「若手」の過渡期だと思う。
存在感は抜群だが、#6金本知憲、#39矢野輝弘にシーズンフルの活躍を期待するのは、ちょっと「酷」だ。
#51桜井広大など若手も出て来たが、「経験」を積んで、これからもっと上達するところだ。
投手陣も、大事な試合をルーキーに任せなければいけない「ツケ」が出た。
しかし、この状態でも食らいついて来たのだから、立派だと思う。
こういうギリギリの戦いが、そしてそこでの悔しさがチームを強くするのだ。

考えてもみよう。
「ダメ虎」と言われ、最下位争いばかりしていたのは、ほんの数年前だ。
タイガースは確実に強くなっている。
賛否両論もあるが、甲子園球場改装をおこなうなど、フロントも「本気」でチーム強化、そしてファンサービスするようになった。
「シブチン」と言われ、お金を使わなかったフロントが、である。
タイガースはこれからもっと良いチームになるだろう。
タイガース関係者さま、そしてタイガース・ファンの皆さん、
今年は勝てなかったけど、胸を張ってください。


10月14日(日) テレビ取材:パ・リーグ・クライマックスシリーズ/
ファイターズvsマリーンズ@札幌ドーム
〜良いシリーズになって来た。


ダルビッシュ有に完璧に抑えられたマリーンズが、5本塁打で雪辱した。
「つなぐ」野球を掲げる似た者チームの対決はおもしろい。

今日のヒーローは、間違いなくマリーンズ#48高木晃次だ。
4回1死1塁、先発・#41小林宏之のアクシデントでマウンドに上がった39歳は、たった4球でその回を抑えてみせた。
阪急ブレーブスを知る唯一の現役選手。
実に落ち着いた、素晴らしい活躍だった。
短期決戦は、こういうヒーローが飛び出すから面白いのだ。


10月13日(土) テレビ取材:ア・リーグ・リーグ優勝シリーズ/
レッドソックスvsインディアンス@フェンウェイパーク:ボストン
〜若さから来る「硬さ」に見えた。


レッドソックスが先勝した。
ソックス#19ジョシュ・ベケット(20勝7敗、防御率3.79/2007年)、インディアンス#52CCサバシア(19勝7敗、防御率3.21/2007年)の27歳同士による投げ合いは、「経験」の差が出た。
サバシアが4回1/3で8失点という、思いがけない結果となった。(ベケットは6回で2失点)

ベケットは、マーリンズ時代に世界一の経験もあり、プレーオフの舞台を知っている。
(2003年、地区シリーズ1試合、リーグ優勝シリーズ3試合、ワールドシリーズ2試合登板)
逆に、サバシアは今年の地区シリーズに次いで、わずか2試合目のプレーオフ登板。
同じ年齢とはいえ、プレーオフの「経験値」が違ったようだ。

サバシアは身体も大きく、両腕に多くのタトゥーを刻んでいるため、一見、豪快で「悪い」(すみません)のイメージがある。
先日、シカゴで話を聞いた時も恐る恐る声をかけた。
ところが…、何たる「ナイスガイ」、「好青年」。
笑顔を絶やさず、長時間の取材につきあってくれた。
ファンサービスも積極的である。
外見では判断できない「人の良さ」を知った。
そういう「性格の良さ」ゆえに、「経験不足」がより顕著に現れる原因になったのかもしれない。
試合中、表情が硬く見えたのは、気のせいだろうか…。

とっても「ナイスガイ」なサバシア。彼の若さが悪い方に出たような試合だった。


10月12日(金) テレビ取材:ア・リーグ・地区シリーズ/
ヤンキースvsインディアンス@ヤンキースタジアム:NY
〜Kenny's Impact。


またしてもヤンキースが敗退した。
00年以来、チャンピオンになっておらず、ジョー・トーレ監督解任の噂もある。
「オフシーズン」もヤンキースからは目が離せないようだ。

そのヤンキースを下したのはインディアンス。
90年代の最強時代(それでもチャンピオン経験はないが…)に比べると、地味な印象はあるが、堅実な素晴らしいチームだ。
しかし…、地区シリーズが始まる前に、誰がこの結果を予想しただろうか?

「経験」が重要と言われるポストシーズン、インディアンスには、その「プレーオフ経験者」がたった一人しかいなかったのだから…。
しかもその人、#7ケニー・ロフトンが大暴れしてしまったのだから、やっかいだった。
特に初戦などは、すべて2死から3本のタイムリーヒットで4打点。
地区シリーズ通じても、16打数6安打4打点、打率375。
2007年途中チームに加わった40歳は、光り輝いている。

シカゴで取材した際、ハーフパンツから見える立派な「ふくらはぎ」に驚いた。
アリゾナ大時代、野球とともにバスケットで活躍し、「ファイナル4」に出場したアスリートは、今も健在だ。
「そりゃあ、疲れるよ。だけど野球が好きだし、今でも歓声を浴びるのが大好きだからね。それをイメージしてワークアウトしてるよ」。
いつものようにしゃべり倒してくれたのを思い出した。

40歳になっても快足はまったく衰えない。良くしゃべるロフトンはいつまでも素晴らしいアスリートだ。


10月10日(水) パ・リーグ・クライマックスシリーズ/マリーンズvsホークス@千葉マリンスタジアム
〜千葉から札幌へ。


素晴らしい「投手戦」だった。
終盤の集中打がマリーンズに勝利を呼び込んだが、それを生み出したのは「采配」だったように見える。

第一戦から「送りバント」を多用した王監督と、バントをせず「足」を使って動いたバレンタイン監督。
「結果論」かもしれないが、ホークス・サイドの攻撃は「形通り」に見え、どこか「守りに入っている」ように見えたのは気のせいか。

第一戦、3点を先制しながらすぐに3点を返された。
「何点差あっても、追いつかれるのでは…」
という恐怖心とも戦っていたようだった。
この日、初回、#52川崎宗則が安打で出塁し、#46本多雄一がバント失敗した。
結果的に失敗したから言うのではなく、球場内の雰囲気が「いきなりバントかよ?」という雰囲気になっていたのは確かだった。
こういう「堅実」な攻撃は上手く行っている時は効果的だろうが、雰囲気が悪い時には「消極的」にしか感じない。
対照的なバントの使い方は、6回裏の#22里崎智也のスクイズ・バントだろう。

そして、なぜ#21和田毅や#28大隣憲司という先発投手をつぎ込まなかったのかも気にかかった。
札幌を見据えているのは分かるが、今日、勝たないと何もないのだ。
決して、今日投げた他投手が悪いというのではない。
「流れ」を変えるのには特効薬だと思うのだ。
いつもと同じようなことをやっていても、周囲は、「もう諦めたのかよ?」という気持ちになるはずだ。
実際に、ホークス・ファンは、終盤、冷め切っていたように見えた。

いろいろあったが、素晴らしい試合、シリーズだった。
次の札幌、どのような熱戦を見せてくれるのか?
僕自身、札幌へ行こうかどうか、悩んでいます。

素晴らしい試合には素晴らしい脇役が。ロッテ・ファンが生み出した素晴らしい雰囲気は、試合を盛り上げてくれた。


10月9日(火) パ・リーグ・クライマックスシリーズ/マリーンズvsホークス@千葉マリンスタジアム
〜勝負は第三戦へ。


第一戦はテレビ取材だったが、今日は千葉まで足を運んだ。
昨日の様子では、「一気に行くなあ」という気持ちが強かったが、ホークスが意地を見せた。

先発#47杉内俊哉の「踏ん張り」が大きかった。
立ち上がりからストレートの制球がバラバラで、何度も危ない場面があったが、そこを何とか抑えて、試合中盤からは立ち直ってみせた。
まさに「さすが」の一言だ。

さあ、明日はどちらかにせよ決着がつく。
先発は、マリーンズ#60成瀬善久、ホークス#20スタンドリッジ。
楽しみな試合である。

第2-3戦を中継するテレビ局は特設ブースを。しかし、ちょっと「貧乏くさい」です(笑)


10月7日(日) セ・リーグ/スワローズvsカープ@神宮球場
〜古田のための一日のはずだったが…。


「古田敦也引退試合」
普段はガラガラの内野年間指定席エリアも「そこそこ」に埋まり、良い雰囲気で試合は進んだが…。
6-3の完敗。
「FA取得」でカープ最後かもしれない、#25新井貴浩が1本塁打を含む3打点。
古田監督、神宮最終ゲームも「負け」という結果に終わった。

試合後、引退セレモニーがおこなわれた。
カープ#18佐々岡真司とともに、また1人素晴らしい選手が引退する。
寂しい気持ちは強い。
しかし…
古田監督は最後まで「泥」を被った形に見えた。

スタンドで「2001年優勝記念」と書かれたジャンバーやグッズを持ったファンを多く見かけた。
彼らは少なくとも、2001年までは神宮に来ていたということだ。
たった6年間で、一気に客足が遠のいてしまった。
その期間、スワローズ(ヤクルト球団)は何もできなかったということだろう。
「Fプロジェクト」を立ち上げ、ここ2年間は必死にやってきたのだろうが、そんな甘いものではないということだ。
連日のように「閑古鳥」が鳴くようなスタンド。
最下位に沈んだ成績。
「古田敦也」というカリスマをもってしてまでできなかった、「球団再建」。
今後の道は決して明るくない。
しっかりとしたビジョンを示し、文字通り「必死」にならなければ、今日、足を運んでくれた多くのファンを再びスタンドに連れ戻すことは難しいだろう。

 
神宮球場は、ほぼ満員になった。球場中が緑色のボードを掲げ、素晴らしい雰囲気だった。こんなに一体感がある神宮を見るのは、日本シリーズ以来かも。 古田の最後の打席では、球場を歩く「売り子」さんたちも階段に座り、見届けていた。


10月6日(土) セ・リーグ/スワローズvsドラゴンズ@神宮球場
〜あーあ…。


スワローズはまたしても…「完敗」。
#20中田賢一はクライマックス・シリーズに向けて万全の投球内容。
#99中村紀洋はインコースを上手く「さばいて」満塁本塁打。
結局、8-1の大差がついてしまった。
目標があるチームとそうじゃないチームの差かなあ。

この時期、感傷的になるのはファンだけではありません。審判の人たちもシーズン終了を寂しがっているのです。


10月5日(金) セ・リーグ/スワローズvsベイスターズ@神宮球場
〜残り3日なのに…。


古田敦也監督が神宮で見れるのもあと3日しかないのに…。
#24寺原隼人の完封勝利。
#31吉村裕基の3ラン。
「Aクラス」を最後まで争ったベイスターズの「良い部分」ばかりが出た試合だった。

逆にスワローズは…
先発#17川島亮が6回まで我慢の投球をしたが、それだけ。
古田監督の「引退試合」まであと2試合。

試合前、1人で黙々とストレッチをする#1金城。「この時期は、ケガが一番怖いですから。肉離れなんてやっちゃうと、下手したらキャンプまでかかりますからね」。


《2006年へ